ナビさんと私

小旅行に出かけてましたので、鋼はまだ見ていません。感想は後日。

四国松山から、神戸までドライブしてきました。神戸は久しぶりです。
（指折って数えている）……うわ、20年以上過ぎてますよ。何かを思い出すときの時間単位が「四半世紀」超えるようになったら、長生きを実感してもいいですか？

今回、初めてナビを使ってみました。あれ、車体に合わせた純正品だとものすごく高価なんですよ。
20万とか冗談じゃない。しかし、家人が「ネズミ捕り除けレーダーつきナビ」を3万弱で見つけてきたので、購入決定しました。
で。ナビなんですが。
とりあえず、目的地を宿泊予定ホテルの名前にして出発しました。まあ、高速なんて乗ってしまえば間違えようがないので、お手並み拝見という気分でした。
私の予定では、以前京都に行った時と同じ「瀬戸大橋通過コース」だったのですが。
ナビさんは「明石大橋通過コース」を推奨。ええ、距離は多分そちらが近いんです。
でも、途中の徳島道がいまだに「片道一車線対面通行（←高速なのに）」状態なので、怖いからあまり使いたくない。
なのでお勧めを無視して高松道に入りますと。検索中という窓が出て、別コースを算定してくれます。
が。
それが、ICの度に「高速降りて国道を戻れ」という指示なんですよ。何と頑固な。
それでも何度目かのICではついにあきらめ、高松方面への指示に変わったのです。「ああ、やっとあきらめてくれた」と思っていたら。
坂出ジャンクションの次は高松へ向かえという指示が！　つまり高松経由で明石大橋へ行けとおっしゃりやがりますかこのナビ！　どこまで持論にこだわるんだ貴様！

ああ、四国の事なんてわからない人がほとんどかもしれないですね。すいません。
松山から瀬戸大橋に向かうと、橋は高松より少し手前の坂出という町にあります。なのでルートは坂出→予島PA→児島になるはず。
それなのにナビさんは坂出→高松西、と指示してくれたのです。高松から東に進むと、徳島の北。明石大橋につながる鳴門という町です。
……すいません。この説明でわかっていただけますか？　ナビは悪くないです。むしろこの頑固一徹さが気に入り、妙に親近感まで持ってしまいました。

ここまではナビをからかう余裕があったのですが、問題は街中。
未知の道路（混みまくり・道路複雑・標識が不親切）な街をナビだけを頼りに走るのは、めっちゃ消耗しました。
「１００ｍ先、左折です」とか言われても、１００ｍがとっさにどれくらいか判らない。
「二つ目の信号で右折」と言われても、目の前ずら～っと信号の列なんですが？
結局、ひとりが「ナビを見ながらナビをする」という「地図でいいじゃん」状態に。ええ、ナビ悪くない。悪いのは私の頭（滅

それでも、帰る頃にはナビにもなじみまして。自宅までのルートも算定してもらいました（今度は中継地を選択したので、ちゃんと瀬戸大橋つかってくれました）。
でも、近所まで戻ったらその通りには走らない。だって、なじみの近道があるんだもん。私がごちゃごちゃと右折左折するたびに律義にコース検索しなおすナビさんには、愛しささえ感じます。
いやまったく愛さずにはいられません。最後、「畦道をふみ広げたような農道」に突っ込んだ時点で、しばらく思考停止したナビさん。まったくお気の毒です。
GPS的には、田んぼの真ん中走ってるようにしか見えなかったんだろうなぁ……。

そんなわけで。すっかりナビさんを手懐けた旅行でした。
久しぶりの神戸も、とてもよかったです。昔入場料金が惜しくて入れなかった異人館も制覇してきたし。
楽しかったので、ぜひまた行きたいです。

往復７００ｋｍは、ちょっときつかったけど。