ずっとずっと、元の身体に戻る事を考えてきた、それのに！～鋼FA感想

リザさんを盾に、人体練成を迫られる大佐。
人体練成を「しないでください」じゃなくて、「する必要はありません」と言い切るリザさんの目線が一瞬、天井を仰ぎます。
つられるように上を見る大佐の表情が、いい。一瞬緊張が途切れるの。
これが先週の展開だと「絶望した」ように見えるし、今週だと「味方の姿を見て安堵したのを隠す」ように見えるの！
ここをどう演出するかを楽しみにしていたんですよ。原作ではリザさんが目線だけで天井を示すシーンだけ。でもアニメではそれを見た大佐の反応を描かない訳にはいかないよな、と思っていたので。
でも、大佐がほっとしたりするのはやりすぎだろうし、さて……とか考えてました。

金歯医者が捕まっちゃうと、おろおろするばっかりの「元大総統候補者たち」。
彼らはああいう、人形として育てられちゃったんだろうな。そして軍上層部の奴らは、人形兵はああいう感じになると思っていたんだろうな。

賢者の石を追い回すメイちゃん。彼女にとっては、何よりも大事なものの、はず。
でも、大佐の絶叫を無視できないんですよね。いい子だ。
二人の会話からアラレちゃん走りで遠ざかるのは、照れてたの？

一難去ってまた一難。最強の敵、来ちゃった。傷ついてもブラッドレイ強し。さらに這い寄る黒い触手。
最終決戦って感じだ。
……という緊張感の中、Aパートのアイキャッチに叫んじゃったんですが。
予想もしなかった「美女と野獣ペア」にびっくりです。ありがとうスタッフの方。

そしてついに成される五人目の人柱。
「どこかもってかれた？　でも手も足も……」なエドのシーンは声だけ。シリアスなシーンでは雰囲気優先なのがFA。
OPの大佐の意味がここで判る。真っ白な空間で見た扉が、彼の視界に写った最後のモノなんだな。
お父様のもっともらしい台詞に異議を唱えるエドの啖呵がいいね。そうだ、あんなのはまやかしだ。騙されないエドの成長が嬉しいな。
母や弟に対する罪悪感を抱えていたころのエドなら、ここで反論できたかなぁとか思ってしまいました。


ついに「身体」と出会うアル。ここの「おかえり」って言葉にグラっときてしまいました。
声優さんって、すごいなぁ。
アルの慟哭が痛々しい。ずっと求めていたものが目の前にあって、笑顔で「待っていた」って迎えてくれたのに。

次からいよいよ、コミック派には未体験ゾーンです。ブロッシュ軍曹は出番なしですか？

コメント 2

こんばんは。

konさんの気になる演出、私も同感でした。大佐のちょっとした表情の変化とか動きが良かったですね。

>美女と野獣
素敵です。

＞母や弟に対する罪悪感を抱えていたころのエド
ここ、凄い大きな変化ですよね。FAのエドはそこを乗り越えている。だから怯まないんですね。

コミックス派の人の中には視聴を一旦とめちゃう人もいるのかなあ？と思いましたがkonさんは行きますか？楽しみですね。

ブロッシュ君、私も気になります・・・。
by conian (2010-06-03 23:21) 

こんにちは。視聴止めたりしませんよ！
家族そろって正座で見ますとも。今、リアルタイム視聴しているアニメは、鋼とあと一つしかないので。
いつ見てもいつ読んでも、私個人の感想は変わらないと思いますが、ネタばれが気になって感想ブログが読めないなんていうもったいない事は、できません。
というわけで、conianさんのサイトには最後まで通いますのでよろしくお願いします。

本当に、エドもアルも成長したなと思います。
ブラッドレイの言う「学び成長する者たち」ですよね。鋼はそこがいいんだ（ぐっ
by kon (2010-06-04 17:18)