私の城に入るのに、裏口から入る理由があるのかね～鋼FA感想

　砂漠をさまようパパ。あんな状態でも死ねないんだな……と切なく思っていたら。
　クセルクセスの市民たちのエピソードが、在りし日の姿と共に語られてさらに胸が詰まりました。台詞にあわせてカットインできる、アニメならではですね。
「入れ物を壊したら、フラスコの中の小人は生きていけない」とパパの口から語られるのは、説明臭いけどまあ仕方ない！　
　ところが、皮を脱ぎ捨てて逆に吸収しちゃった！　巨大マックロクロスケの全身に「眼」が開くところは迫力ありましたね。

　迫力と言えば、やはりラースでしょう。何ですかあの、反則としか言いようのない強さは。
　あのバッカニアさんが一撃で倒れるところは、判っていてもショックでした。
　たったひとりで正面突破するシーン。あれ？　正門前って、屋内なんだ。原作を見直して今さら気付いたんですが、私はここ、『橋』だと思ってました。よく見ると大総統府を仰ぎ見る描写ですね。
　ファルマン少尉のナサケナイ顔、いいんだ君はそれで。逃げないだけで十分すぎる。
　倒れたバッカニアをみて「やるしかないのか」って。そこで歯を食いしばる、普通の人なところがイイよ！
　下から攻めてくる中央兵に立ち向かう彼は、大佐の部下であるのと同時に「すでに北方軍の一員」なんですよ。断言しちゃうよ私。
　先週の、「大佐は～」と苦笑するシーンでも感じたんだけど、ファルマンはブリッグズ兵にも共感していたんだと思いました。
　個人的な思い込みですが、そうでなきゃファルマンはあの北の大地で生き残ってない……かも。

　ラースとグリリンの一騎打ち。見たかったシーンです。吠えるグリードが格好イイよ！
「おぉ～。久しぶりだねファルマン准尉」のところ、声だけじゃなくて表情もちゃんとリンです。
　今まであの手この手で控えてきた流血、今回は規制解除ですか？　一般兵のみなさんは下がっていてください！　って叫びたかったよ。
　倒れるブリッグズ兵をつつく中央兵。上からの機関銃乱射で倒れる青服。思ったよりしっかり戦闘描写でした。
　あ、グリリンの顔の傷が治るシーンは芸が細かかった。コートが舞うところも。

　フーじいさんがばっちりキメてくれたところで、次週だ！


5/12　上の記事を書いた時は体調が悪かったらしく、中途半端っぽいです。この後倒れるように寝てしまいました。
　書き直すことも考えましたが、他のブログを読んでからだとモロ影響受けて内容が変るので、このままにしてきます。

今この世を背負う大人の…我らの生き様を見せんで何とする～鋼FA感想

「大人たちの生き様」を、楽しみにしてましたよ。

ロイと戯れる（？）エドのシーンでスタート。前回の重たい話から一転して、ギャグ顔のエドがギャーギャー言うところが「ほっとするポイント」でした。
あのテンパりっぷりを忘れたように、すまして「恩着せがましい」などと言ってしまう大佐の表情もイイです。
ちょっと「お？」と思ったのはリザさんとスカーの会話。原作まんまだったと思うんですが、しみじみと胸に迫るモノがあるのはなぜだろう。演技の良さか？　前回イシュヴァールを挿入してくれたからか。


大総統府って、あんなに高い場所でしたっけ？　中央門から敷地まで、距離があるよ？
平城だと思っていたので、意外でした。
ああ、バッカニアさんの格好いい事。コミックを読んだところなので、「門を開けるな」の命令に「アイ、マム」と答える彼の顔が……（苦
スロウスのしつこい攻撃にも退かないアームストロング姉弟、頑張ってます。彼らを守ろうとする一般兵のみなさんが、軍人らしくていいね。
逃げない彼らの前に現れた、師匠夫妻の強さには脱帽です。
壁から拳骨が飛び出してきて、それがイズミさんの錬金術だと判った時には「なるほどエルリック兄弟の師匠」と嬉しくなってしまいました。
スロウスを素手でふっとばした師匠を見て目をむく姉弟の表情が、よりはっきり描かれてグーよ。
ここからですよ、私の見たかったのは！
（どんだけ筋肉好きやねん、と思う存分突っ込んでください。否定できませんので）
だってだって！　シグさん台詞なしですよ！　本当に筋肉「だけ」で語り合ってますよ！
　原作では、肉屋で出会ったときがこんな感じでしたが。違和感なし。筋肉はバトルでこそ雄弁に語るんです。少佐くらい鍛えていると、一目見てその鍛錬が判るんですよ！
言葉がいらない筋肉同士の友情、堪能しました。
背景に書き文字で「友よ、立て」とか出るよりずっといいと思いました。
……以上、筋肉語り終わり。

って、あれ？　ここまでで半分？　もう終わった気分だったよ私。

BパートはパパVSおとうさま。と思いながら見ていたら、お父様が先制。びっくりしました。
「人の話を聞け！」なシーンですが、思ったよりアクションが豊富で見ごたえありました。
錬成した石の龍、顔がエドのセンスに近かったような（笑
……アルのクレバーさは、誰に似たんだ？　とか考えている時にアル組が登場してこれもびっくりでした。ちゃんとセントラルに到着してますよ～。

小シーンですが、女性兵に感謝されて頬を染めるバッカニアさんが可愛いです。
え？　可愛いじゃないですか（力説

ほぼ制圧完了、ブリッグズ兵の勝利！　という場面で大総統が帰還。
ここの演出がすごく格好良くて、見入ってしまいました。通信兵を従えて歩くブラッドレイ。
敬礼で迎えるセントラル兵。
つき従おうとする兵を軽く押さえ、前へ踏み出す仕草が「さすが大総統」って感じです。
アレを目の当たりにした一般兵は、「あの方さえいえば勝てる！」って思いを新たにしただろうな。

というわけで。次回もバトルが熱い！　

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エンヴィお前、人間に嫉妬してるんだ～鋼FA感想

イシュヴァール殲滅戦終了時のエピからスタート。
リザさんの刺青、ついに出てきましたね。淡々と語られる真実が重い。
「背中を焼く」「錬金術から私を開放して」の二択を迫られるロイ。後者は「殺してくれ」って意味……なんでしょうか。
前回の「この身体もろともこの世から消し去ります」が、ここにつながるんだよね？　このふたりはもう、本当の意味で一蓮托生なんだよね？　などとしみじみ思ってしまいました。
今さらお付き合いするとか結婚するとか、必要ないよなぁ。
どうでもいいけど、娘の背中に宝の地図とか秘密の設計図とかを刺青で残す親父って、HENTAI以外の何者でもないと思うんですが。
何故か少年マンガにはよくある設定。不思議です。私が嫁なら、旦那殺してでも止めます。


地下で再開したリザとロイ。どっちがエンヴィ？　というワクワクは、リザさんの先制勝ち。
「あんたらそういう仲かよ」と思いっきり引っ掛かるエンヴィは、そもそも恋愛経験なんてあるんでしょうか？　ないよね多分。
ここから大佐のターン。気合入った悪相が迫力あってさすがだったんですが、見ているとなぜか笑えてきてしまいまして。
途中からチラ見にとどめ、おもに耳でミキシンさんの演技で楽しませてもらいました。う～ん、なんでだったんだろう？
ピイピイ泣きわめくエンヴィと、復讐心フルスロットルの大佐。迫力十分でした！
エドに怒鳴られ、スカーに諭されてからの転調した会話も良かったです。うん、楽しみにしていたから嬉しかった。
続くエンヴィの長台詞と、しみじみとしたエドの呟き。
ほぼ原作通りだったと思うんですが、ひたすら声の演技に感動しましたです。


Bパートはおまちかねのアームストロング姉弟。
少将がもう、文句なしに格好いい！　指揮官としてのカリスマは、大佐よりはるかに上ですね。
「我が弟は、あれしきでくたばるような鍛え方はしておらん！」
わー。お姉ちゃんそれ、弟を信頼しての台詞だよね？　「くたばるような奴は弟と認めん！」って意味じゃ、ないよね？
この直後、スロウスに外れた肩を敢えて殴らせて整復し、「肩、治ったぁ」と復活するシーンがファンファーレ付きといいますか。
今絶対レベルアップしたよねって感じでした。かしこさが１、ムキムキが２、ゴツさが3くらい上がったとみた。
盛り上がるなぁ。ふふふ。

と、このあたりで〆だと思っていたら。師匠のキメ台詞がまた格好いいんだ。
FAでは、師匠を強い女性として描いてくれているのが嬉しい。

今度こそ終わると思ったら、EDに入っちゃった！
パパとお父様の対決です。思わず期待しちゃいますよね。

最近、当サイトを見てくださる方が増えています。
これはもう、鋼FA盛り上がり効果ですよね。面白いと思う人が増えてるんだと信じたい。
勝手に「ああ、やっと評価されたんだ」と思う事にします。

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まずその舌の根から焼き尽くしてやろう ～鋼FA感想

セントラル市内を駆け巡る噂。増田組のラジオ局乗っ取りから話は始まります。
ラジオは、まだ一般家庭にまでは普及してないのかな。街の人たちはラジオに群がって情報を求めてます。戒厳令（？）の元、情報規制中のようです。
頭脳派ブレダ、本領発揮。ラジオキャピタルのディレクターさんもノリノリで演技。
動きがあまりないシーンなんだけど、噂が錯綜する面白い演出でした。

大佐、「手を貸した方がいいかね」と余裕綽々。少尉と無駄口叩いてる所を、真面目なスカーに突っ込まれてます。
続く大佐の指パッチン。エド一行をよけて人形だけを灰にする大佐の焔は凄まじいです。
市内戦ではかなり手加減していたことがうかがえます。
エンヴィとの対決があるから、目障りにならないよう焼き尽くしたのねスタッフの方。
ショックを受けるエドと「あれは敵だ」と言い切る大佐。エドが賢者の石にどういう気持ちをもっているのか、彼は知ってるのかな？

とまあ、そこまではいい。私はこの直後のメイのシーンからワクワクが止まらなくて♪
メイちゃんが逃げながら練成陣を使うところも「おおっ！」だったけど、その後のスカーとの再会シーン。
「馬鹿ものっ！」「だって……」の表情が愛らしくて嬉しかったんですが、さらにその後に台詞追加！
「もういいっ、泣くな」「ごめんなさい……スカーさん」
画面はうんざり顔のエンヴィでしたが、ええ、いいです。あのセリフと心のこもった演技で十分です。
エンヴィが砂を吐くほど甘甘な再会シーンが、勝手に脳内で再生されましたから。
一体これは何のご褒美ですか神様。ってくらい嬉しかったです。ええ、本当に。
スタッフの皆様全員に、心からの感謝を贈りたいです。

続くエンヴィと大佐の対決シーン。
ここの長台詞と演技のために起用されたと勝手に思っていたみなみさんの演技がすごかった。
ミキシンさんの吐き捨てるような「この馬鹿」もいいなぁ。

とまあ、迫真のAパートでしたが。「師匠物語」のCM入りましたよ！　わ～これは見たい！

Bパートは凶相の大佐大活躍。今まであまり発揮されなかった彼の能力フル活用です。
大火力とピンポイントの撃ち分けなんていう器用な事が出来たんですね。
えっと。怖いです大佐の顔。「ちっ、また逃げたか」って、どっちが悪党だか判らないダークな迫力。
引っ張って引っ張って次回に続く！　来週は、エドが主人公らしく頑張る……かな。

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勇気ある逃げない人間というのは、本当に乗せ易い～鋼FA感想

家族カラオケ、行ってきました。
Periodが入ってると聞いたので、歌いたかったんですよ。ついでに鋼でGO！状態で、新旧メドレーしてきました。
久しぶりに無印鋼を見ると、エドの顔が「なにこの乙女」ってくらい丸くて愛らしかったです。
あんな顔だったんだなぁ（しみじみ

さてさて。アルVSプラ金のバトルでスタートした今回。
先週の微妙な不満が吹っ飛びマシた。水平だけじゃなく上下に動くカメラワークが、迫力あって嬉しいです。アル、格好イイよ！
毎度書いてますが、こういうシーンが楽しみでアニメ見てるんです！
金鰤の異様に楽しそうな表情も、プライドのどこかナメた表情もいいですね。
プライドがアルを匂いで追うわけですが、鎧の匂いって、どんなのでしょうね。ちょっと気になる。
金鰤が喉笛に喰いつかれるシーン。止め絵でホッとしました。がぶっとやるところを動画で見せたら、ハインケルさんが（おもにお子さんに）怖がられてしまうんじゃないかと気にしてたので。
私は「ライオンよくやった」なお気にりシーンです。使える手段を惜しみなく出す彼は、プロです。

アームストロング姉弟のバトルもイイ。本領発揮したスロウスとの戦い、楽しみにしてたんですよ。
姉をかばってスロウスを受け止める少佐、格好イイよ筋肉！　首をぐっとひねって身を乗り出す動きが良かった。

トラックの外装を錬金するのは、エドもやってますが。大佐はさすがに地味です。都市迷彩のなんたるかを判っていらっしゃる。

と思っていたら、エドたちのバトルにOP曲が被りました。曲はさすがに聞き慣れて、これも好きになれそうなんだけど……。
このシーンに合わせるには違和感があって「あれ？」って感じでした。サビの部分と槍を振って戦うエドはテンポが合ってたと思うけど。

プライドとの戦いで、一矢報いたアル組ですが。そこに現れた救いのヒーローは……ヨキ。
だだ泣きしながら「俺はやったぜ」と叫び続けているところが小心者っぽくて、いい味出してますね。
軍用車の運転手を土塊で封じたマルコー先生。ちょっとエドに似てきましたか？　ハインケルにがっこんがっこん引きずられるアルがツボでした。
……ヒューヒュー喉笛鳴らしている金鰤が、痛そうでつらかったです。なんてGJ演技。泣くぞ。

アームストロング姉弟、再び。銃を突きつけられても姉弟喧嘩繰り広げます。いやぁ、姐さんの「どあほう」がドス効きまくり。
と思ってたら。少将がつきつけられた銃に自分の手を添えた？！　「自分の頭で考えろ」の一言に迫力が増して、ほれなおしたわ私。

人形からまだ逃げ回っているメイちゃん、すごい。上では軍人が次々餌食になってるのに。
少将や師匠と戦っても、勝てなくても負けない気がします。
でも、「不老不死を、わが手に」と呟きながら走るメイちゃんは、ちょっと痛ましい。

エドと戦っているスカーは、状況を見て「足を狙え」と指示。場馴れしてますね。
ここで終わるのかなと思ったら、「君のいる場所はいつも騒々しいな」と大佐登場。
原作になかった台詞だと思うんですが、らしくて笑いました。

今回、五か所で同時進行という忙しさ。おかげでどこも見所満載で楽しかったです。
次週は大佐のアレだから、この調子で！　ぜひこの調子で！！

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一緒に、戦おう～鋼FA感想

OPEDが変更。これが最後なのかな。私はPeriodが一番好きだったので、残念です。
どれくらい残念かというと。
リアルタイムに鋼FAを視聴した後、食事の用意をしていたのですが。
ずっとPeriodを歌っていたらしいんです。しかも、家人に指摘されるまで気がつかなかった（汗
ネタばれオンパレードなのもいつもの事ですが、ついにコミック未収録場面に話が至ったので「なにこれ？　え？　どうなるの？」と気が気じゃありません。
五人目の人柱はやっぱり大佐なの？　ウィンリィちゃんの涙の意味は？ 雨を見上げる人々が見つめているモノは？ そして。何あの大佐。まさかの戦線離脱？
ラストは本当に、まどろむエドとそれを見守るウィンリィという平和な場面になるの？
ごめん。正直、曲が全然耳に入らなかったわ。

人形がゆらゆら動くシーンからスタートです。ときどきピタッと動きが止まる瞬間が、イヤンな感じ。
こっち見るな。
人形と呼ばれていますが、アレな何でできてるのでしょう。生身よりは丈夫なのかな？　銃弾で削れるけど、破壊には至らないみたいだから。
それに、体液が緑だったよね。のーみそあるのかなぁ？　色々気になります。
賢者の石の練成光が満ちた空間に飛び散る血。凄惨なシーンを表現はそのままに残酷度を押さえるというにくい演出です。

お父様のところへ向かうエド一行。真実の扉もどきを力づくで開けようとするエドが可愛いです。いつもみたいに練成しないんだね。手っとり早く破壊しようとするスカーないつも通り。
とにかくわらわらわらわらと湧いて出る人形に囲まれるところが、アニメならではの絵でした。
「おねえちゃん」と叫ぶ人形を見て、「魂が子供でも、人形の外見が成人だからこんな声なのかあ」と思ってました。
……人形に発声器官、必要なの？　悪趣味だよお父様。

声と言えば。キンブリーに助けられたプライドが、子供の声と口調で礼を言いました。金鰤は彼がホムンクルスと知っている、よね？　芝居する必要ないだろうに、なぜ。

アイキャッチにまさかの人形登場。しかも「くふふっ」とか笑うし！
アレを「魂は人間」と認識できるエルリック兄弟はすごいよ（涙）　私は無理っ！

地下道を逃げ回るメイちゃん。エンヴィー復活のシーンが面白い演出でよかった。「喰われた？」と思ったら逆に人形を喰い尽くして「生き返ったぁ」。
頑張れメイちゃん！　君のナイト（え？）はすぐそばまで来てるからね！

最後の見せ場は、アルとハインケルの会話でしょう。
ここで生じる「間」をどうするのかな？　と思っていたのですが。
土煙りに視界を遮ぎられる演出でカバーしましたね。

さて。迷ったんだけどやっぱり書く。今回、絵ががっかりだよ！　特に姐さんのシーン！
「アップと決め絵だけ先生が描いて、後はアシスタントに丸投げした」そんな感じだったよ。
ところどころすごくいいんだ。バッカニアさんのアップとか。
それだけに、全般のぺっとした絵が多くて、残念でした。

話は良かったんだから、それ以上を求めるのは贅沢か？

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金のない男は、アタシを口説くなぁ！～鋼FA感想

「撃って良し」からのホットスタート。
その中に大総統夫人が入っている事を、「聞きたかった台詞だが……」という大佐の独白で補強しています。
絶望する夫人に「あなたの命は守ります」と手を差し伸べる大佐は、本当に女性には優しい（殴

本部にて、少将と残っていたちょび髭＆メガネの口論。格好イイですねぇ姉御。
「上っ面で私が育てた軍を語るな」と啖呵を切れる自信と信頼が素敵です。
そのシーンにかぶせるように登場する北部軍。暗闇が水平に開いて、その明りで照らされるクマとタメ張れる屈強な男たち！　アームストロング家、どんだけ広いんですか。
……ところで。背後に赤い目の人がいるんですが？　あれは、誰？　赤目はホム組だけだと思っていたんだけど……？

マスタング組も快進撃。でも、弾切れには勝てず。
「私をおいて逃げろ」「「了解っ！」」
即答に少しへこむ表情が良いですよ大佐。そして、たくましい部下に安心する表情が尚良し。
手詰まりかと思ったところに飛び込んでくるレベッカ補給隊。
一瞬と言ってイイ短い登場シーンなのに、誰が見てもイイ女です。口説く男は根性要りますよ（笑
このあたりからのBGMが「立ちあがれ、前へ進め」的で盛り上がるよね。そこに「勝手に帰還しました」マリアさん。凛々しい雰囲気がイイ。
楽しみにしていた「あなたの街のハボック商会」はもう、とにかく嬉しかった。他の言葉は無いですよ。

メイちゃんがいつ、どこから地下に入ったのかな？　と思っていたので、緊迫した市街封鎖の合間を駆け抜けるメイちゃんと、彼女を巧みにそそのかすエンヴィのシーン追加が良いですな。
グリリン組改めエドワード組（やっと主人公っぽくなった？）。人数、多いなぁ。
第三研究所突入のシーン、原作と違ってエドが「善良な子供演技」してます。例のゴリハイ人質脱出作戦で、味をしめたか？
パパが「若い女の子とふたりの方がイイの」とのたまって、きめらーずに「スケベ親父」って罵られるシーン。エドが何か考えてる風なのは、伏線なのかな？　楽しみだね～。

ついに人形始動。ギャ～～～が怖かったですよ。
あの中に詰まった魂は、老若男女関係ないんだなと再認識。来週はアレが人語の断片を口にしながら迫ってくるんだよ？！　ああ、嫌だなぁ（涙

でも見る。正座して見る。

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約束の日の、始まりだ～鋼FA感想

ナニコレ格好いい～。と、ずっと叫びっぱなしでした。

まずプライド。ぶっとい主線や影が凶悪に魅力的。先週何か物足りないと思ったのは、作画の差か？！
「ホーエンハイムも出てこざるを得ないでしょうね」という台詞と共に繰り出される「目玉付き影」のアクションが――こう言うと語弊があるかもしれないけど、綺麗。
アルに呼びかけ続けるパパ。血印に向かって声をかけている演出と、ホムに干渉を受けた時の考察がうまくつながってると思いました。
アルの意識が戻るシーン。閃光が走って視界が明るむところも好きです。

お待ちかねの、プライドVSパパの戦い。原作だと黒い触手を足元に集める感じでしたが、アニメだと攻撃に転じられるよう構えてる感じです。立体的に見える。先週の「うぞうぞ」な動きも不気味でいいんだけど、今週のスピード感のある動きの方が好きだ！
などと考えてたら。エドの目の前で「プライド閉じ込め作戦」発動です。
こういうところ、テンポ良いな。感情的になるエドをたしなめるパパが、パパみたいだ（笑

中CMで「イシュヴァール殲滅戦全容解明」ってあったけど。あれは特集や番外編が追加……じゃ、ないのかな？　気になります。

スカー組、セントラルに到着。メイちゃんが戻ってる事を知って驚きます。
できれば探して欲しい（超個人的願望）。なにしろセントラルでは「鼻歌交じりに殺戮」キンブリーが熱心に仕事中なんですから。

プライドはブラッドレイ夫人の事を「ラースの妻」と呼んでます！　彼にとっては全くどうでもいい、他人ということでしょうか。

そして。ここは声を大にしたい。
大佐の墓参りシーンが追加ですよ！
リザさんに笑顔で「行こうか」というロイと、不安そうに見守るリザ。良いなぁ嬉しいなぁこういうシーン！

きめらーずも合流。「だよなぁ」で声がそろうところが好き。
ゴリさん、もみヒゲが長くなってるのが気になります（そこか
アルの閉じこもった土山の前で、エドは初めて例の赤いコートに腕を通します。
決意のこもった台詞とともに。目の前には、昇る朝日。
いいじゃんいいじゃん、一番格好いいのはここ！　という事で良いですか？

Cパートで、久々登場のデニーお兄ちゃん。顔が変ってて、誰かと思いましたよ。
……マスタング組、進攻開始です。
マスタング以外、射殺してよし！　この命令と銃弾で、次回へ。
もりあがるねぇ。

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「死ぬな！」……以上だ。～鋼FA感想

毎度「キンブリーに気合入ってる」と発言してますが、プライドの悪人面もいいですね。
あの顔見てると「最後まで容赦する必要ないぜ、ってーか気を抜いたらやられる」って感じがありありと伝わってきます。

再登場ランファン、原作よりさらにパワーアップしてます。
前回なんて、グラを背負い投げしましたよね。話の展開上、グラを「お父様に治してもらう」必要があるくらい殺さなきゃならないからかな。
そんなわけで、リンが蹴る殴るしてランファンがトドメ。リンに手を汚させないのもお役目のうちなのかと妄想しきり。
グリードにも突っ込まれてましたが、息ぴったりの最高の隠し玉です。
とばっちりでエド、手榴弾で飛ばされてるし。最近大人っぽくなってたから、可愛かった。

マダム・クリスマス再登場です。で、多分もう出番はないのかな？
地下水道での会話がちょっと濃くて、イイ感じでした。原作読んだ時より「大佐を昔から知ってる」感がアップしてたように感じたのは私だけでしょうか。
大佐にも「反逆者として死体袋の中ってのは、承知しないからね」とその身を案じてくれる人がいるんだなぁと。
いや、もちろんリザさんの存在を忘れたわけじゃないですよ？　でもほら、彼女たちにとっては「必要な人」だから。
何だかしみじみと、「ああ、大佐にも家族がいたんだなぁ」と思えたんですよ。原作では感じなかったのに。
（ふたりは何らかの理由があって戦ってるっていう印象だったんです）

今季の鋼は、「家族の物語」なんだと勝手に認定しました。
　
大佐、マスタング組と合流します。
「大総統となる私のもとで、国家を立て直すという大仕事が～」な台詞、ここで出るんですね。
今まで出てなかったような気がするんですが、どうだったかな？
……あ。520センズの誓いがあったか。
「命令を」のシーンで、ブラハ号まで大佐の顔を見上げてるところがいいな。

アル救出作戦。ちぎれたホムンクルスのかけらは消滅するって説明がありますが。
今まで繰り返し、切られたパーツが灰になるシーンが描かれていたのは……すべてこの時のためだったんですね。
グラトニー、喰われて消滅。身体が灰になって崩れても、涙だけが残る演出が泣かせます。
グラは嫌いじゃなかったので、寂しいです。
ラスト～。って泣いて欲しかったんだけど、ナシだった？
「仲間を…喰いやがった」と呟くのはリンじゃなくてグリードなんですね。そうであって欲しいし、そうであって嬉しいです。
（再確認しました。目が赤くなってたから、グリードで間違いなさそうです）

どうでもいいことですが、グラの賢者の石は胸じゃなくて腹にあったんですね。グラらしい。

野生の勘が、あれと戦うなと告げている！～鋼FA感想

プライドの声、いいなぁ。アルに呼びかけるシーンは何となくドキドキしました。

パパのところに到着したエド一行。エドの顔がずいぶん大人びてるのは、意識してますか作画の方。
実はここで一番ぐっときたのは、リンとエドの身長差がかなり縮んでいた事。
……グリードになっちゃったリンは、もうこれ以上背が伸びないんだろうなぁ。って、そう思うと（哀
親子の会話を聞く三人。特に啖呵を切るエドを見つめる目線が優しくて好き。
そして期待のあのシーン。
ええ、目を逸らさずに見入ってましたよ！　「いい大人が泣くなよ」はナシですかそうですか。
でも、グリードにまでフォローされて「ちょっと意外だった」って呟くところが良かったので、嬉しかったな。
照れ台詞吐くより成長してる感アップ？！　って感じでした。コート練成するシーンとかも、子供っぽさをひかえて決意を語るところがぐー。

プライド入りアルが出てきてからのグリリンが、いいですね。
ふたりの声優さんが入れ替わりつつ熱演してくれるところは、アニメならではですよ！
ついでに言うと、アルの鎧から黒い霧が染み出してきて触手になる所の動きも好きです。扉の中でエドにからみつくのも、同じような触手なんだけど、プライドのアレは何故あんなに禍々しく見えるんでしょう。
「魂が弱すぎる」って台詞と共にアルの中に現れる眼が、迫力あるなぁ。

暗闇になったシーンで、グリードやエドがふらふらしてしまう動きがリアル。でも、ハインケルがプライドを殴るシーンは演出控えめでしたね。
（あんなところをリアルにされたら、私は見ていられませんが）
それに比べると、ゴリウスのラリアットは情け容赦なかったです（笑
ゴリハイ、変身すると若干声が低くなるのね。面白い。

というわけで。
本気グラトニーの前に現れたランファン。いよっ、待ってたよ千両役者！
……またしても尻から登場するのは、誰の趣味ですか。いや、文句はないが。


ここ数話、原作をうまくまとめながら話が進んでました。
そのせいか、今回のようにそのままだと「あれ？テンポ遅い？」って気になってしまうのは我がままですね。すいません。

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